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トイレの床材でイメージ激変!清潔でお洒落な空間にリフォーム出来る方法を徹底解説

トイレの中で一番汚れて同じ場所に繰り返し重さ(体重)がかかるという厳しい環境にさらされているのが床材です。そのため劣化が早く発生してしまいます。

トイレの床リフォームは、くたびれた空間イメージをリフレッシュするだけでなく、清潔性もアップします。トイレの床リフォームのためのチェックポイントを解説します。

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トイレに向いている床材ってどんなものがあるの?

住宅で良く使われる床材の種類と、そのメリット、デメリットを紹介します。

クッションフロア

参照:RESTA

クッションフロアは、塩化ビニール樹脂製のクッション性のある柔らかな床材で、表面を自由に印刷できることから種々の意匠のものが発売されています。そのためご希望の空間イメージにあったものが選べます。

さらに抗菌性・防滑性・耐動荷重性・耐薬品性・帯電防止性などの機能があるものもあります。特に耐水性が高いので水廻り空間には最適です。

施工は下地材(下地合板)の上に接着剤で貼り付けるだけなので、他の床材に比べ工期も短く費用の安さも魅力です。遮音性もあります。

デメリットは、家具などを置くとクッションフロアが変形して跡が残ること、床材として上質感が薄いことなどが挙げられます。耐用年数は10年程度です。

フローリング

出典:RESTA

リビングや居室の床材として人気なのが木質の床材であるフローリングです。フローリングは、基材となる合板の表面にスライスした化粧板を張り付けた複合(合板)フローリングと無垢(単層)フローリングがありますが、ともに床表面には木目の質感が美しく現れます。またワックス処理されているため耐水性や強度もあり、キズなどにも強いのがメリットです。

無垢フローリングでは、時間とともに表面材が深みを帯びた色に変化し、経年変化として楽しめます。

複合フローリングでは、長期使用で表面の化粧板がはがれると補修が出来ず、経年変化も楽しめません。耐用年数は10~15年と言われています。複合フローリングでは遮音性のあるものも販売されています。

なおトイレ用のフローリング材は専用のものが販売されています。トイレ床は尿の飛び散り等がかかります。通常のフローリング材は、尿によって生じるアンモニアで黒ずみ等のシミが発生してしまいます。そのため尿の飛び散りや水にも強いトイレ専用のフローリング材が造られています。

タイル

出典:TileLifeColumn

玄関ポーチやエクステリアで良く使用される床材がタイルです。住宅ではリビングやダイニング、浴室などでも天然石タイルが使用されることもあります。

特徴は傷に強く耐久性に優れているため長期間貼り替えずに使い続けられる点です。汚れも落ちやすく耐水性も高いため、水汚れが発生しがちな屋外や水廻りでの使用に向いています。高級感も演出できます。

デメリットは、硬質な歩きごこちと落とした物が壊れやすくなることです。転倒時もほか床材より危険です。

Pタイル(プラスチックタイル)

参照:RESTA

塩化ビニールなどの硬質樹脂素材を30センチ角のタイルのような薄い板状に成型したプラスチック板床材です。Pタイルは硬質なため、耐久性、耐水性、耐磨耗性に優れており、土足の場所にもよく使用されます。

通常は定期的にワックス掛けして表面の光沢を保っています。店舗や学校など土足で歩き回る場所でよく使用されています。素材の配合を変えて柔らかさを持たせたものは、住宅の水廻りでも利用されています。

施工は接着剤で床に張っていくだけなので、短時間で完了するのもメリットです。耐用年数は10年以上で、適正にワックスがけしていると長期に使用できます。

コルク

参照:RESTA

コルク樫の樹皮を細かく砕き、接着剤を混ぜてシート状に加工したコルクの床材もあります。コルクの床材は、断熱性に優れ肌触りが優しい上に弾力性があるため、小さなお子さんがいるご家庭などに最適です。吸音性や遮音性も優れています。また、吸湿・放湿の性能が高いため水廻り部分の床材に使えます。

しかし経年変化が大きく、すぐ脱色してしまい傷んだ場合の部分補修が難しいといったデメリットがあります。また他の床材より高価で、染み込み汚れが取れにくいといったマイナス面もあります。耐用年数は10年ほどです。

トイレの床材を選ぶときに欠かせないポイントや注意点

住宅で使用される床材には色々な種類があることは一通り紹介しました。

次はトイレの床材に求められる性能からトイレ用に床材に向いているものを選んでいきます。

お手入れ・掃除がしやすいのか

トイレの床は尿の飛び散りなどで汚れやすい場所です。また同じ場所に繰り返し人が立つため、傷みが部分的に集中して起きる場所でもあります。そのため、掃除などの床のお手入れがしやすい床材を選ぶことが重要です。

床材の第一条件が耐水性です。水汚れが染み込まないこと、水汚れで床材が傷むことがないことが必須条件です。その点ではクッションフロア、Pタイル、トイレ用のフローリング材などが適しています。

タイルも水汚れに強いですが、タイルの間の目地が汚れの沈着が生じやすい場所になります。タイルを使って高級感を演出するには、大判タイルなどを使って目地面積を減らす工夫が必要です。

水や洗剤、アンモニアなどに強いのか

トイレの床は尿の飛び散りなどがあるため、頻繁にお掃除洗剤で掃除される場所です。そのため、尿に由来するアンモニアや洗剤などの化学物質(界面活性剤)にも強い材質である必要があります。

クッションフロア、タイル、Pタイル、トイレ用フローリング材などはこれらの特徴も持ち合わせていて最適です。

床張り替え工事がしやすいのか(期間や費用など)

トイレの床は、トイレで壁紙を張り替えるタイミングで一緒に交換されることが一般的で、おおむね10年に一回程度リフォームされています。その時にリフォーム工事価格を割高にならないように、将来交換しやすい材料で施工していくことも大切です。

クッションフロアは、床とは接着固定、壁や便器との間はコーキング処理されているだけなので簡単に剥がせ、新しいフロア材の張替えも簡単です。

材料費、施工費もともに安いうえ色々な意匠のものがでていますので、トイレ用床材としてはおすすめです。クッションフロア交換は、材料費と施工費合わせて2~5万円程度です。

家族構成や来客頻度に合わせて

シャープで高級な空間演出をされるなら、天然石や大判タイルの床がおすすめです。しかしお子様がいるファミリー層向け空間演出ではありません。

ファミリー層には、クッションフロアやPタイル優しく落ち着ける床の演出がおすすめです。作りたいトイレ空間のイメージを決めて、それに適した床材を選びましょう。

トイレの床材を張り替えるタイミング

住宅のトイレは、尿の飛び散りなどで汚れやすいだけでなく、同じ場所に人が繰り返し立つことで床面の傷みが集中する場所でもあります。

リフォームが必要になる傷みの種類、発生時期などを紹介します。

接着剤の劣化による床材の剥がれ

トイレの床材として一般的なクッションフロアは、下地の合板に接着固定されています。またクッションフロアの継ぎ目・壁・便器との接合面も接着固定されています。

これらの接着面は、長年の使用で剥離することが時々あります。床との接着で剥離が起きるとクッションフロアが浮いた感じとなり、そのまま使い続けると剥離部分がどんどん大きくなってきます。接合部の剥離も同様で、そこに汚れが染み込み臭気発生の原因にもなります。

接合部で小さな剥離が見つかったら、早めにDIY補修するとその後の進行は食い止められます。床面の剥離でクッションフロアが浮いた感じになってきたら張替え時です。

下地の劣化による落ちない汚れ

トイレの床は、尿の飛び散りで汚れやすく湿気もこもりがちです。そのため床材の接着面が劣化して剥がれたままにしていると、剥がれた部分から尿や水、湿気をなどが床材の下まで入りこみ、下地の合板材を傷めてしまうことがあります。

下地の合板は水分に長くさらされると、合板内の接着層が浮いたり腐ったりして、トイレ下地から全交換が必要になって多額のリフォーム費用が発生してしまいます。

そうならないために、床材の浮きや接着面の亀裂が見つかった段階でDIY補修ができるものはDIYし、できない部分は早急にリフォーム店に修理依頼しましょう。その方がトータル費用は安く抑えられます。

深く入った傷や色あせ

トイレの床では、同じ位置に繰り返し人が立つためそこが集中して擦れてきます。また繰り返し荷重がかかることで切れやキズ、毛羽立ちが発生することもあります。

床材の表面のキズや毛羽立ちは、見た目を悪くするだけでなく汚れが沈着しやすくなります。擦れやキズによる汚れ沈着は使用頻度にもよりますが、数年から10年程度で発生する場合があります。

汚れの沈着は臭気発生の原因にもなって不衛生になりますので、フロア表面の化粧層に傷みが目立つようになってきたら床材張替えのタイミングです。

床材のたわみやきしむ音

トイレに入った時に、床がたわんだりきしむ音が聞こえたりしたら、床材と下地合板の接着面が剥がれて床材が浮いている状態です。たわみやきしみ音がひどい場合は、床の下地合板まで傷んでいるサインです。

どちらも早急に修理しないと、傷んでいる範囲が拡大してリフォーム費用がかさみます。早急にリフォーム業者に相談しましょう。

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トイレ床のリフォームにかかる費用の相場

トイレ床のリフォームは、トイレの広さや使う床材の種類などによってリフォーム費用が変わります。リフォーム内容別に概算費用を紹介します。

床のみのリフォーム

トイレ床の傷みが表面材だけにとどまっていて、表面材だけを張り替えればいい場合は、クッションフロアの張り替えで材料費と施工費あわせて約2万円~約4万円程度フローリングで約4万円~約6万円ほどです。

工事は通常1日から2日で完了します。床の下地合板まで傷みが進んでいる場合は、傷みの程度によって大工工事も入り割高になります。

床+壁紙や天井を含めた内装リフォーム

トイレでは、床とともに壁も尿はねなどで汚れやすくいため、床・壁・天井の内装一式をまとめて更新することがよく行われます。

費用は材料費と工事費一括の実勢価格で床が2万円~約4万円程度壁・天井のクロス張り替えが4~5万円と、使用する材料のグレードで前後します。

工事は1日から2日で完了します。

床+壁紙や天井+トイレの便器の丸ごとリフォーム

便器の交換まで併せて行いトイレ空間を一新すると、内装リフォーム費用にプラスして便器代金と取り替え工事費がかかります。

便器はグレードにより価格が異なり、温水洗浄便座のないシンプルなタンク式トイレ5万円程度温水洗浄便座一体型のタンクレストイレ10~20万円程度、これに交換費用3万円前後が追加でかかります。総費用で20~30万円ほどです。

トイレ床リフォームの費用を抑えるコツってある?

トイレの床リフォームで、費用を抑えるための作業手順を解説します。

ショップ探し&見積依頼

ご自宅のそばのリフォームショップの評判を、口コミサイトやご近所でリフォームされた方等に伺って評判のよいショップを探します。

評判の良いリフォームショップが何件か見つかったら、ショップに相談して使う床材を選定し工事費用見積りを作ってもらいます。

これでご自宅のトイレ床リフォームの費用の目安がつかめます。多くのリフォームショップは見積無料で対応してくれます。

ショップ決定&予算決定

リフォーム費用の目安がつかめたら、次に最適のリフォームショップ探しと価格検討です。

リフォームショップ探しは、最初に見積りをとったショップ以外の評判のよいショップにも相見積もりを作ってもらって、費用と工事保証期間を比較し納得のできる条件を提示してくれるショップを絞り込みます。費用だけでなく、商品と工事の保証をしてくれるショップを選んでください。

その上で、予算より見積り費用がオーバーしている場合は、ショップと相談して床材のグレードを見直しましょう。これで納得のトイレ床リフォーム条件に行きつきます。

床材チェンジでこんなにおしゃれに!

最後にトイレの床リフォームの事例から、実現できるトイレ空間のイメージを紹介します。

掃除がしやすく、種々の意匠が選べるクッションフロア張り

参照:リショップナビ

トイレの床材で一般的に使われているのがクッションフロア材です。防水性があり、水汚れに強いため掃除が楽です。

落ち着いた優しい空間づくりのため、ベージュのフロア材明るい石目調のクッションフロアなどがよく選ばれます。また木目調のクッションフロア材も人気です。

トイレ用フローリング材で居室との一体感を演出

参照:All About

リビングやキッチンなどで使われているフローリング材はトイレには不適です。トイレ床は尿の飛び散り等がかかります。

通常のフローリング材は、尿によって生じるアンモニアで黒ずみ等のシミが発生してしまいます。そのため尿の飛び散りや水にも強いトイレ用のフローリング材が販売されています。

トイレの前の廊下のフローリング材とイメージを合わせたトイレ用フローリング材を選ぶと、室内の一体感を保ちつつ水に強いトイレ床が作れます。

サニタリーパネルでクリーンでシャープな印象のトイレ空間づくり

参照:SwedenHouse

タイル系の床は高級感とクリーンさを演出できますが、目地に汚れが付きやすく掃除が大変です。

その目地部分を除いた床空間を実現できるのがサニタリーパネルです。サニタリーパネルとは、水や油汚れに強いキッチンパネルのトイレ版で、硬質な光沢を持った無機材質のパネルです。

壁を併せてリフォームされるご予定でしたら、腰高までサニタリーパネルを張り、その上部にクロスを張るのも素敵です。

まとめ

トイレの床材はそれほど費用をかけずに交換できます。ご自宅のトイレで、床のフロア材に深い傷や接着面の剥がれなどが発生していてそのままにしていると、フロア材の下の下地合板を痛め補修のために思わぬ出費を招きかねません。傷みに気が付いた段階で早め早めに交換した方が、トータル費用を安く抑えられます。

またクッションフロアの張り替えであればDIYでも可能です。トイレ床の傷みは、汚れの沈着を招き衛生性も低下しますので、床の傷みに気が付いた時がリフォームタイミングです。

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