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和式トイレから洋式トイレのリフォームで快適さアップ!費用やポイント教えます!

かつては家庭でも和式の水洗トイレが多く設置されていましたが、生活様式の洋風化やバリアフリー化の推進などでトイレは洋式が一般的になってきました。特に高齢となって足腰が弱ると、和式のトイレは使いづらいものです。

もしご家庭のトイレが和式でリフォームのタイミングでしたら、洋式トイレに改修をお考えになってはいかがでしょうか。和式トイレから洋式に改修する上でのポイントやリフォーム費用の目安などについて解説していきます。

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  1. 和式トイレから洋式トイレにリフォームするための知識と下準備
    1. 一般的なリフォームの流れ
    2. 一般的なリフォームにかかる費用
    3. 一般的な工事内容
  2. プランによって変わる費用の相場
    1. 組み合わせトイレ
    2. 一体型トイレ
    3. タンクレストイレ
  3. こんなにあった!こんなこともできる!真似したい施工事例
    1. 段差付き和式トイレを洋式の組み合わせトイレにリフォーム
    2. サニタリーパネルを使って、段差付き和式トイレを掃除のしやすい洋式の一体型トイレにリフォーム
    3. フラットな床面の和式トイレを洋式トイレにリフォーム
  4. どうして和式から洋式にリフォームした方がいいの?
    1. 和式トイレのメリット&デメリット
    2. 洋式トイレのメリット&デメリット
    3. 和式のデメリットを洋式のメリットでカバー
  5. リフォームの際に気をつけないといけないことも
    1. 洋式トイレの機能
    2. トイレの広さ
    3. 工事期間
    4. 介護保険が使えるかも
  6. トイレの雰囲気がガラリと変わる!便座以外のアイテムも注目!
    1. トイレ内の設備
    2. インテリアアクセサリー
  7. 少しでも安く抑える方法ってあるの?
    1. 実績のある業者を探そう
    2. 2~4社ほどの業者から見積もりをお願いしよう
    3. アフターサービスのしっかりした業者を選ぼう
  8. 簡易取付型洋式トイレって知ってる?
    1. TOTOスワレット(便座別売り)
    2. LIXIL和風アタッチメント(便座別売り)
  9. まとめ

和式トイレから洋式トイレにリフォームするための知識と下準備

各ご家庭で最適のトイレリフォームをご検討いただくための基礎知識として、一般的なトイレリフォーム作業の流れとおおよその費用を説明します。

一般的なリフォームの流れ

リフォームにあたって最初にすべき作業は情報収集です。特にトイレの場合、リフォームはおおよそ20年に一回と言われています。それは便器が硬質の陶器で出来ており、衛生的な表面を長く維持できるためです。言い換えると、リフォームをお考えの方々が日々使い慣れた便器は、20年前に製造されたものです。

一方で便器等の住宅設備機器メーカーは、日々便利な機能の製品開発を継続してきています。そのため最新式のトイレは、20年前の物から大きく様変わりしています。

そこでリフォーム検討の最初にすべき作業は、最新式のトイレや便器の機能・価格等を調べて、ご自宅のトイレに必要な機能を見極めるための情報収集です。情報収集はインターネットで設備メーカーであるTOTOやLIXIL、Panasonicのホームページを調べることでも出来ますし、リフォームショップやホームセンターなどでトイレのカタログを入手することでもできます。

情報収集で最新式のトイレの機能を理解できたら、次はリフォーム工事店との相談で、ご自宅のトイレリフォームにかかる費用見積りの作成です。ほとんどのリフォームショップやホームセンターなどが無料でリフォーム相談と見積りに対応してくれますので、複数のショップで相見積もりを行って、費用対効果の高いリフォームショップを探しリフォーム契約をしましょう。

一般的なリフォームにかかる費用

トイレリフォームに掛かる費用は(便器の交換費用)+(内装工事費用)+(付帯工事費用)です。

便器交換費用

便器代金+交換工事代金(撤去品廃棄費用を含む)で、便器は実勢価格でおおよそ6~20万円ほど交換工事費用は3万円ほどです。

段差のある和式トイレから洋式に変更する場合は、段差を解消するための大工工事も必要となるため工事費用は20万円前後かかります。

内装工事費用

トイレリフォームでは、便器交換と併せて壁紙や床材なども一新して、空間全体をリフレッシュすることが一般的です。費用はおおよそ5~7万円ほどです。

付帯工事費用

高齢化に備えて、トイレに手すり等を設置したり棚を付けたりする工事です。手すり設置の場合は、材料費・工事費合わせて3万円ほどです。

一般的な工事内容

ご自宅に設置するトイレの機種とリフォーム内容を決めて、リフォーム業者と契約したらいよいよ交換工事です。工事は大きな造作の変更がなければ1日で終了します。

最初にこれまで使っていた便器を撤去して新品に付け替えます。そのあと内装を一新し、手すりなどを設置して完了です。

工事が終わればすぐトイレは使えます。段差のある和式トイレをフラットな床面の様式に改修する場合は、大工工事も含めて2~3日を要します。

プランによって変わる費用の相場

トイレリフォーム費用の過半は便器代金です。便器の選定によってリフォーム費用は大きく変わります。便器の種類と性能・目安費用を紹介します。

組み合わせトイレ

参照:LIXIL

温水洗浄便座の付いていないシンプルなタンク式トイレです。温水洗浄便座を設置されないお客様に適した便器です。

今お使いの便器との違いは節水性能です。20年ほど前の便器は1回の洗浄で13L前後の水を流していましたが、最新式の便器はどのメーカーのものでも4~6Lにまで削減されています。価格は実勢価格で6~8万円ほどです。

一体型トイレ

参照:TOTO

温水洗浄便座が最初から付いたタンク式のトイレです。

節水性能に加え脱臭機能が付いています。温水洗浄便座のコントローラーで便器の洗浄なども行える機種もあります。タンク上部の手洗いは、付いたものと付いていないものから選ぶことが出来ます。価格は実勢価格で8~15万円ほどです。

タンクレストイレ

参照:Panasonic

最近増えているのがタンクを省いてスタイリッシュなフォルムをしたタンクレストイレです。

温水洗浄便座がセットされており、節水性能・脱臭性能だけでなく便器に汚れが付かないようにするプレ洗浄機能や除菌機能が付いたモデルもあります。

TOTOやLIXIL、Panasonicなどのメーカー各社から種々のデザインのものが出されています。価格は実勢価格で7~20万円ほどです。

こんなにあった!こんなこともできる!真似したい施工事例

和式便器から洋式便器にリフォームされたお宅の事例や実際の工事費用を紹介します。

段差付き和式トイレを洋式の組み合わせトイレにリフォーム

床がタイル張りで段差のある和式水洗トイレを洋式トイレにリフォームしました。

リフォームでは段差部分をなくしてクッションフロアー敷きとしました。便器は温水洗浄便座のないシンプルなタンク式トイレを設置しました。そのためにコンセントの増設等していません。工事期間は2日間でした。

機器代金便器・紙巻き器・手すり  90,000円
工事費(外装)  床工事・機器取付・手すり

(内装)  壁紙・クッションフロア

250,000円
合計340,000円

※金額は税別表示

サニタリーパネルを使って、段差付き和式トイレを掃除のしやすい洋式の一体型トイレにリフォーム

床がタイル張りで段差のある和式水洗トイレを洋式トイレにリフォームしました。

リフォームでは段差部分をなくしてサニタリーパネル敷きとしました。壁も壁紙は張り替えず、腰より下の部分にサニタリーパネルを上張りして掃除のしやすいトイレ空間を作りました。便器は温水洗浄便座が付いたタンク式トイレを設置しました。そのためのコンセントの増設も行いました。工事期間は2日間でした。

機器代金便器・紙巻き器130,000円
工事費(外装)床工事・機器取付・電気工事

(内装)サニタリーパネル

270,000円
合計400,000円

※金額は税別表示

フラットな床面の和式トイレを洋式トイレにリフォーム

TOTOの和洋リモデル工法で和式便器の露出部分をカットしてその上部に洋式トイレを設置しました。温水洗浄便座は設置していません。

工事は壁紙と床などの張替を含めて2日間で完了しました。

機器代金便器・紙巻き器  60,000円
工事費(外装)機器取付

(内装)壁紙・クッションフロア

170,000円
合計230,000円

※金額は税別表示

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どうして和式から洋式にリフォームした方がいいの?

学校や公共施設のトイレは依然として和式便器が多く設置されていますが、和式便器で用を足せない児童の増加が話題になるなど、世の中はすでに洋式が標準となっています。

和式トイレと洋式トイレのそれぞれのメリット・デメリットから今後のトイレの有り方を解説します。

和式トイレのメリット&デメリット

かつて日本で和式トイレが主流だったのは、和式トイレでは便器が肌に触れることがないため衛生的と考えられていたためです。そのため不特定多数が使用する公共施設のトイレでは、今でも和式便器が残っています。また床面から出っ張る部分が少ないため掃除がしやすいこともメリットとして評価されていました。

一方、足腰への負担が大きく、小さなお子さんや高齢者・介護の必要な方々には和式トイレは負担となります。その上、洋式トイレのように汚物を水封す構造となっていないため、和式トイレは臭気が発生しやすく寒いといった課題も抱えています。

洋式トイレのメリット&デメリット

洋式トイレの最大のメリットは、用を足す時の姿勢が楽で足腰への負担が小さいことです。そのため小さなお子さんから高齢者・介護が必要な方々まで安心して用を足せます。

また排便臭も抑えられるうえに温水洗浄便座が設置できるため、衛生性、快適性も和式便器より格段に高いというメリットがあります。寒い冬でも暖房便座機能などで快適に用を足せます。

デメリットと感じる部分は、肌(お尻)が便座に触れることぐらいでしょうか。それも家族であれば気にならないでしょうし、公共施設用にはあらかじめ便座を除菌する除菌シートも販売されていますので、十分許容できるデメリットです。

洋式便器は出っ張り等が多く掃除しにくい部分もありましたが、最新式の便器では便器と便座の接合部分も掃除しやすくする工夫がなされ、デメリットは薄れています。

和式のデメリットを洋式のメリットでカバー

和式便器と洋式便器のメリット・デメリットを紹介しましたが、洋式便器は和式便器の足腰への負担や寒さなどを解決してくれ、かつ大きなデメリットがありません。そのため世の中では、住宅のトイレが和式から洋式へ変化していったと理解できます。

もしご自宅のトイレが和式でしたら、洋式トイレへリフォームをお考えになってはいかがでしょうか。

リフォームの際に気をつけないといけないことも

和式トイレを洋式にリフォームする上での費用やメリット・デメリットを解説してきました。次に和式トイレを洋式に改修する上でチェックしないといけない項目を紹介します。

洋式トイレの機能

洋式トイレには、温水洗浄便座の付いていないシンプルなタンク式トイレである組み合わせトイレから、温水洗浄便座があらかじめセットされた一体型のタンク式トイレやタンクレスのトイレがあることはすでに紹介しました。

トイレリフォームでは便器の価格が全体の過半を占めますので、費用対効果の高いリフォームを行うためには、ご自宅のトイレに必要な機能を見定めて適正な便器を選ぶことが重要です。そのためには十分に情報収集して機器を選んでください。

トイレの広さ

和式トイレの場合、洋式トイレと比べてトイレ内の空間が狭いケースもあります。洋式トイレ設置には、一般にトイレ空間の内寸で幅70~75cm以上、奥行き:120cm以上が必要ですが、和式トイレではこの最低内寸に満たない場合もあります。その場合、タンク式トイレでタンク部分をコーナーに設置するタイプのトイレを使うなど特殊な施工をするか、トイレの拡張工事が必要となり、どちらも通常のリフォームより割高となります。

また最近人気のタンクレストイレでは、タンク式トイレより奥行き方向が長くなっている商品も多々あり、設置にはより大きな空間が必要となります。

リフォーム業者に相談される場合は、あらかじめトイレの内寸を測り既存の便器の設置状況の写真にとって説明すると、スムーズにリフォームコンサルティングしてもらえます。

工事期間

和式トイレでは床に段差のある構造となっている場合も多くあります。その場合は、便器の撤去と合わせて段差部分を撤去する大工事が入り、最低でも2日の工事となります。

トイレ工事の間はトイレは使用できなくなりますので、生活に支障のないタイミングでリフォームするようにしましょう。

介護保険が使えるかも

要介護認定を受けておられる方のご自宅では、和式トイレから洋式トイレに変更する場合、介護保険を使ってバリアフリーリフォームできます。その場合、最大で20万円が助成されお得にリフォームできます。

トイレ内の段差解消や手すりの設置も助成対象となります。ケアマネジャー経由で申請する必要がありますので、該当の方はケアマネジャーに相談してみてください。

トイレの雰囲気がガラリと変わる!便座以外のアイテムも注目!

和式便器の洋式への改修と併せて、トイレをより使いやすくするリフォームの追加メニューやアレンジのアイディアを紹介します。

トイレ内の設備

参照:TOTO

トイレリフォームは、概ね20年に1回であることは先に紹介しました。そのためリフォームをお考えの場合、その先20年は使い続けることを想定して工事することが重要です。もしご家庭にご高齢の方やリタイア世代の方が居られる場合は、リフォームのタイミングでバリアフリー工事も行っておいた方が別途工事するより安く上がります。

簡単なバリアフリー化は手すりの設置です。材料費・設置工事合計で3万円ほどで設置できます。またリフォームの時には温水洗浄便座は設置しなくても、先では追加設置する可能性がある場合はコンセントだけ作っておくのはおすすめです。後で温水洗浄便座を設置する時にコンセントを作ると、壁を加工するため壁紙の張替えなどが必要になって割高になります。

また最近増えているハイデザインのタンクレストイレには手洗いが付いていません。そのためリフォーム時に別途手洗い器を付けることがよく行われます。手洗いと手すり・紙巻き器を一括でデザイン処理したシステムトイレもTOTOなどから販売されていますので、これらを採用してスタイリッシュなトイレを実現するのもおすすめです。

インテリアアクセサリー

せっかくトイレ空間をリフォームするのであれば、より快適な空間に仕上げたいものです。そのための空間コーディネートのアイテムにスリッパや便座カバー・マットなどのサニタリーアクセサリーや観葉植物・アクセサリー小物などがあります。

種々のインテリアアクセサリーをうまく使って、新しい便器のデザインやカラーにマッチしたトイレ空間に仕上げてください。

少しでも安く抑える方法ってあるの?

リフォームは、多額の出費を伴うイベントです。快適なトイレ空間を納得の価格で実現するために気を付けておくべきポイントを解説します。

実績のある業者を探そう

リフォーム業者の選定において重要なチェックポイントは、工事品質とアフターサービスと費用です。費用がいくら安くても、工事品質が悪くアフターサービスも不十分では、是正工事などで割高になり兼ねません。そのため工事品質やアフターサービスとも十分な業者の中で納得の工事価格を提供してくれる業者を選ぶようにしましょう。

工事品質の確認は、インターネットでの口コミや実績評価やご近所での評判で確認できます。近隣のリフォーム工事で実績が多い業者は安心です。

2~4社ほどの業者から見積もりをお願いしよう

リフォーム工事は各住宅ごとに工事内容が異なるため、適正なリフォーム価格が分かりにくいといった問題があります。ご自宅のトイレリフォームで適正な価格を調べるには、複数のリフォーム業者から相見積もりを取るのが有効です。ほとんどの業者が無料で見積りを作ってくれますので、ぜひ相見積もりを取りましょう。

アフターサービスのしっかりした業者を選ぼう

相見積もりによる業者比較では、価格だけでなくアフターサービスもチェックできます。商品・工事保証期間などの項目をチェックしましょう。大手のホームセンターや家電量販店では、有償で商品・工事の保証期間を延長するサービスを提供しているところも多数あります。費用対効果を考えて有償サービスの利用も検討しましょう。

簡易取付型洋式トイレって知ってる?

和式トイレから洋式トイレへのリフォームでは、大工工事も伴う大掛かりな工事となって、高額な費用や2日以上の工事が必要になります。そこまで費用と時間をかけずとも、簡単に洋式トイレ風にするプチリフォーム商品もあります。これらを紹介します。

TOTOスワレット(便座別売り)

参照:TOTO

和式便器にかぶせて洋式便器風にするのがTOTOスワレットです。ホームセンター等に売っているプラスチック製のカバーと異なり便器と同じ陶器で出来ており、洋式便器と同じく排便を水封する封水面もできます。

設置工事では、既存の和式便器のタンクからスワレットへ給水配管の付け替え工事が必要となるため、リフォーム業者に工事してもらう必要があります。

またスワレットを付けると、温水洗浄便座の設置も可能となりトイレが大幅に快適になります。温水洗浄便座をセットした設置費用は実勢価格で9万円ほどです。温水洗浄便座を省く6万円弱で設置できます。

LIXIL和風アタッチメント(便座別売り)

TOTOスワレットと同等の商品がLIXILから和風アタッチメントとして発売されています。工事内容・価格ともTOTOスワレットと同等です。TOTOからもLIXILからも販売されていますので、リフォーム業者の得意なメーカーから選んでプチリフォームができます。

まとめ

和式トイレから洋式トイレへのリフォームは、小さいお子さんから足腰の弱いお年寄りまでみんなが快適に使えるだけでなく、冬場のヒートショックが厳しいトイレの冷えを暖房便座機能などで改善できることから、介護保険対象メニューとしても推奨されています。

ご自宅の和式トイレがリフォームタイミングとなっていたらぜひ洋式トイレへのリフォームを行い、お子さんからお年寄りまで使いやすく衛生的なトイレ空間を実現してください。

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