家を訪問する際に、最初に出会うのがその家の門柱です。
門柱は他の家とその家の敷地を区切り、その家の第一印象を決める大切な役割を果たすものです。そんな大切な門柱について、少し勉強してみましょう。
門柱とは?
門柱とは、本来は門を支える柱のことを指します。
しかし最近はあえてフェンスなどを設置しないオープンタイプのエクステリアも多く、ポストや表札などと一体化した門柱も見られるようになりました。
いずれにしても家への玄関口であると同時に、家全体の印象を決める大切な部分が門柱なのです。
門柱の役割
門柱はその名が示すとおり、その家への入口となるものですが、他にもさまざまな役目をになっています。
家の印象をUPする
家への最初の一歩である門柱は、家全体とのバランスや統一感を直感的に現すものです。
いくら立派な家でも門やフェンスのない家だと外からの脅威に対して無防備で、不安な気持ちになってしまいますね。門柱はそこに住む住人のセンスを現して、建物全体の印象を良くする役割を持っているのです。
隣家や道路との境界線
住宅地や別荘地などでは、門柱は隣家との境や道路との境界を現す役目も持っています。
塀やフェンスがないオープンタイプの家だとどこが境界線かわかりにくいことがありますが、門柱はそんな場合でも家への入口を示し、プライベートな空間とそれ以外の空間を教えてくれます。
防犯対策や目隠し
門柱の役割の最大のものは、外からの脅威に対する防犯効果が高いということでしょう。
特に塀やフェンスなどで敷地内への目を遮断するタイプの外構に、効果を発揮します。外からの目が届きにくいということは逆に不安な面もあるでしょうが、日本では昔から利用されてきたポピュラーな形です。
おしゃれな門柱のデザイン集
そうは言っても、素材やデザインなんて実際に見てみないとイメージがつかみにくいものですよね。ひと口に門柱と言っても、素材によってこんなに変わる!おしゃれなデザインを集めてみました。
自然素材で温かみのある門柱
自然素材である木をふんだんに使用して造られた家には、木が持つ温かみのある門柱がベストマッチです。
木は他の素材との相性も良く、カラーリングを変えることで表情がガラリと変わるのも魅力の一つです。
当社のオンラインショップで販売しているオリジナル木製門柱が無事に設置完了したとのことで、愛知県のお客様より画像が送られてきました。やはり、既製品では成しえない風合いを感じますね!お役にたてて良かった~(ˆ◡ˆ)♪ pic.twitter.com/F5B8OcBI31
— HUGHOME (@Hughome) 2017年5月10日
モダンで落ち着いた門柱
現代風の住宅に合わせたモダンなデザインの門柱は宅配ボックスなどを併設することで、機能性を十分に発揮します。
また使用する素材や色合いによって、柔らかい印象を与えてくれます。
ジョリパッド仕上げの造作門柱です。職人さんの腕の見せどころですね!
今人気の宅配ボックスも設置しました。これで留守の時も宅急便が受け取れちゃいます(^^)v pic.twitter.com/01Vq0JecSN— (株)ガーデンテクノス (@gardentechnos) 2018年3月30日
重厚な雰囲気の門柱
どっしりとした門柱にアイアンの組み合わせは、洋風の家に重厚感と共に柔らかさを与えます。門柱やアイアンのカラーリングによって、与える印象が変わってくるのも魅力的です。
落ち着いたシックな門柱
ブロックやタイル貼りの門柱は、デザインや色合いによってさまざまな表情を見せてくれます。
素材だけ見ると無機質な印象が強いブロックやタイルも、こんなに豊かな顔を見せてくれます。
ブロック塀危ないなぁ。っと思ってたら自分家の門柱?ブロック塀だった、、、 pic.twitter.com/1EWx5k5a1V
— 大和 歩 (@nextnoaidoru) 2018年6月19日
シンプルで洗練された門柱
近年見かけることの多い、シンプルで機能的な金属製の門柱です。
無機質で冷たい印象が強い金属でも、周囲との色の組み合わせや植物などを配置することによって表情に変化を与えることができます。
デザインがおしゃれな門柱
現代風のモダンな家には、ちょっとおしゃれなデザインの門柱が素敵なアクセントになりますね。
色の組み合わせによる表情の違いも楽しめそうです。
和モダンな門柱
現代風の家に伝統的な日本家屋の瓦などの素材を活かす、日本家屋に現代の素材である樹脂やプラスチックを活かすことで、家に新しい価値を生み出すことも可能だというお手本のような門柱です。
センスのよさを感じる門柱
派手さはないのに、センスの良さがキラリと光る門柱です。
組み合わせとデザインによっては、どんな家にも合いそうですね。
建物や庭との調和がすばらしい門柱
門柱は家全体のデザインや素材を考えて選ぶことも重要です。
庭や植栽とマッチした、まさに家の顔ですね。
機能性バツグンの門柱
照明やインターホン、ポストや宅配ボックスといった機能が搭載されたモダンな門柱です。
現代家屋にマッチしますが、デザインによってはどんな家にも合いそうです。
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門柱につかわれる素材
このように門柱にはさまざまな素材やデザインがあります。
自分の好むイメージを大切にしながら、建物との相性や家全体との調和も考えて選ぶことが重要です。
木製
木製素材の良さは、何と言っても自然な温かみがあること。
デザインによって和風にも洋風にも合う仕上がりになることでしょう。自然な風合いは人工木では出せないものがあり、経年変化によって味わい深くもなります。
ただ自然木なので塗装などのメンテナンスが必要になることもある他、腐食してしまうこともあります。
当社のオンラインショップで販売しているオリジナル木製門柱が無事に設置完了したとのことで、愛知県のお客様より画像が送られてきました。やはり、既製品では成しえない風合いを感じますね!お役にたてて良かった~(ˆ◡ˆ)♪ pic.twitter.com/F5B8OcBI31
— HUGHOME (@Hughome) 2017年5月10日
レンガ
レンガが持つ素朴な温かみ、優しい風合いはやはり人工素材には出せない味わいがあります。微妙な色合いは経年変化によって、更に味わいがあるものへと変わっていきます。
洋風の建物にとてもマッチしますが、割れやすいという点を考慮しておく必要があります。
門柱や花壇の曲線が柔らかさ、優しさを感じます。成長すると目隠し効果も期待できそうなシンボルツリー。大きくなるのが楽しみですね。
施工写真はこちらhttps://t.co/SGUrq3S7D2#レンガ #門柱 pic.twitter.com/jfjeowi9Ek
— ガーデンプラット公式ツイッター (@gardenplat) 2016年4月20日
タイル
色の豊富さやデザインの自由度の高さは、タイルならではのもの。しかも和風洋風など建物に合わせた仕上がりが可能だという利点もあります。
ただし材料によっては、高価になることも。
ブロック
カラーバリエーションが豊富で、コンクリートブロックが持つ重厚感のある仕上がりになります。
色や組み合わせによって表情の変化を楽しめますが、価格が抑えられるという点も嬉しいところです。
コンクリート
コンクリートによる門柱はシンプルでいながらスタイリッシュな雰囲気を持っています。
価格が比較的リーズナブルであるところもメリットでしょう。
塗り壁
塗り壁による門柱は柔らかい雰囲気を持つ仕上がりになります。
洋風にも和風にもマッチしますが、汚れやすい点がデメリットです。また塗り直すことでリニューアルすることが可能です。
アイアン(鉄製)
洋風の建物にとても良く合います。
アンティークな雰囲気を出すには最適な素材で、オリジナルを楽しむことも可能です。組み合わせや仕上げによって表情を変えるところも魅力です。
枕木
自然木の持つ、素朴な味わいが楽しめます。年月と共に変化していく木の有り様は、周囲の植栽ともぴったりです。
ただし素材が自然のものですから、雨風などによって腐食してしまう可能性があります。
門柱につけられる機能
門柱には、さまざまな機能性を持たせることも可能です。照明やポストなどといったものから、オリジナルな組み合わせを選ぶこともできます。
最近は市販のもので便利な機能を備えたものも増えてきているので、好みや必要に応じて選ぶと良いでしょう。
表札
門柱に表札を付けるオーソドックスなスタイルです。表札はオリジナルなものを取り付けることが可能ですが、あまり凝った字体だと読みにくいので注意が必要です。
取り付ける位置はインターホンの上がベスト、見やすい場所に設置します。
ポスト
門柱と一体化したポストは、改めてポストを設置する手間が省けて便利です。
ただし個人情報や大切な書類を入れておくものなので、必ず鍵がかかるタイプのポストを選びましょう。また上過ぎず下過ぎず、取り出しやすい位置にポストを設置すると便利です。
インターホン
門柱にインターホンを設置すると、訪問者を屋内にいながら確認することができます。
最近はモニター付きのドアホンも普及しており、セキュリティ面からも必要不可欠なアイテムです。訪問者の顔をきちんと把握できるように設置することが重要です。
照明
防犯対策の面からも、照明を付けることがおすすめです。
気になる電気代はソーラータイプを選べばほとんどかかりませんし、ワイヤレスなら配線工事が不要です。センサータイプなど、人の動きを察知した時に作動するものもあります。
コンセント
屋外で作業する場合に便利なのがコンセントです。ガーデニングや洗車など、あれば便利な機能かもしれません。
最近では電気自動車用に200vのコンセントも登場しています。注意点としては、必ず防水仕様のコンセントを設置するようにしましょう。
蛇口
水道の蛇口を設置した門柱もあります。たいていの住宅では屋外にも水栓を設置していることが多く、必要性は人によって異なるかもしれません。
門柱に蛇口が設置されていることのメリットとしては、洗車や植木などへの水やりに便利なことです。
宅配ボックス
不在時でも荷物を保管できる宅配ボックスは留守がちの家の強い味方であり、再配達の手間が省けるため業者さんにも大助かりなアイテムです。
据置型や門柱一体型などさまざまなタイプがありますが、防犯の面からも簡単に持ち運べないタイプのものがおすすめです。
門柱を設置するときのポイント
門柱はその家を現す顔のようなものですが、見た目だけにこだわると使い勝手の良くない不便なものになってしまうことがあります。
門柱を設置する際には機能性や利便性にも注目してみましょう。
門柱を設置しても玄関アプローチの広さは十分か?
敷地の形状や家の配置などにもよりますが、玄関アプローチを十分に活かすためには2人が並んで歩ける程度のスペースは確保したいところです。
スペース的に厳しい場合には面積を必要とする門柱ではなく、必要な機能がコンパクトにまとまった機能性重視の門柱を選びましょう。
建物や玄関アプローチと調和しているか?
門柱はその家の外へ向けた顔、入口ですから、家全体とのバランスや外廻りと調和していることも重要なポイントです。
素材や色などで統一感を出したりアクセントに用いると、バランスが良い印象を与えることができます。
表札は見やすいか?
表札は家の顔の代表ですから、誰からも見やすい場所に設置することが重要です。
人間の目線程度の高さ、ポストやインターホンの上部に設置するのが一般的です。
インターフォンの場所は適切か?
インターホンは表札に近い、押しやすい高さに設置します。
一般的には1000~1300㎜程度の高さに設置されることがほとんどです。モニター付きのインターホンを設置する場合には、相手の顔がよく見えるように調節することが大切です。
ポストをつけるなら施錠型がおすすめ
郵便物には個人情報が記載されており、重要な書類が送られてくることもあります。
そうした大切な情報の盗難を防ぐために、鍵やロックがかかるポストを選ぶことが重要です。
照明があると便利!
門柱に照明を取り付けるのは、セキュリティの面からもとても重要です。
とはいえ電気代も気になるものですよね。そういう場合にはLED照明や、人を感知した時だけ点灯するセンサーライトを使用すると安心です。