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キッチンのリフォーム期間が決まるポイントとは?短くするにはどうすればいい?

キッチンやトイレ、浴室などの住宅水廻り設備は、生活で毎日使われるものなので、急な故障は困りものです。

キッチンにおいては、水栓金具(蛇口)やIHヒーター、ガスコンロなどの設備機器も長く使い続けると不具合、故障が生じてしまいます。

そのころには、長く使い続けたキッチンユニット(システムキッチン)もキズや日焼けなどでくたびれたイメージも出てきます。

そのため、設備機器の不具合を契機として、キッチンリフォームをお考えになる方も多くおられます。

しかしながら、キッチンリフォームには時間がかかります。キッチンリフォームをお考えになった時に、皆さまがお困りにならないようにリフォームにかかる期間を解説します。

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キッチンリフォームの期間とは?

キッチンをリフォームすると、その間調理ができないため生活が不便になります。

不便さをうまくやりくりしながらキッチンリフォームを実現するには、あらかじめリフォームにかかる期間を理解して、その間のプランも検討しておくことが重要です。

リフォームでは、リフォームプランをリフォーム工事会社と相談し、工事計画に落とし込んで発注するまでにも時間がかかりますし、工事に着工して完成するまでも時間を要します。

ここでは、リフォームされる皆様が生活の不便をお感じになる、工事着工から完成までの期間に着目して考えて行きます。

部分別のキッチンリフォームの期間

キッチンのプチリフォームからフルリフォームまで、工事に着工してリフォームが完了し、キッチンが使えるようになるまでの期間の目安を紹介します。

コンロの交換

ガスコンロやIHヒーター等の調理器具は、おおむね10年を過ぎたあたりで不具合が発生し、交換することになります。

最近では、ガスコンロをより危険性の小さなIHヒーターに交換することもよく行われています。

ガスコンロからガスコンロ、あるいはIHヒーターからIHヒーターへの交換であれば、器具を取り換えるだけですので、数時間で作業完了して調理が出来るようになります。

ガスコンロからIHヒーターへの交換では、新たにIHヒーター用電気工事が必要になります。この工事をいれても1日あれば工事は完了します。

なお、コンロやIHヒーターは、一定規格でその大きさが造られ、システムキッチンに嵌め込めるようになっています。

そのため、ガスコンロ、IHヒーターの交換にあたっては、システムキッチン側への加工工事等は発生せず、交換してもキッチンユニットにきれいに収まります。

レンジフードの交換

レンジフードも半日の工事で交換可能です。レンジフィードは、キッチンの中で最も汚れやすく、また掃除で落としにくい油汚れが蓄積しやすい場所です。

交換費用は実勢価格で4~5万円ほどです。コンロの交換タイミングで一緒にレンジフードも交換して、キッチンをリフレッシュされてはいかがでしょうか。

レンジフードは、外側のフードの板金はそのまま残して中のファンだけ交換することも可能です。キッチンリフォームをご検討される折に、リフォーム工事会社に相談してみてください。

ビルトイン食洗機の新設・交換

ビルトイン食洗機の交換も半日で交換可能です。

元の食洗機に繋ぎ込まれていた水道配管、排水配管と電気線を外し、器具を入れ替えるだけですので、工事にあたってのキッチンの養生(キズをつけないようにカバーする作業)から交換、後掃除まで含めて、2時間ほどで完了します。

ビルトイン食洗機をリフォームで新設するには、食洗機への給水水道配管、排水配管と電気線をキッチンユニットと壁との隙間に増設する工事が必要となるため、工事時間は1日程度必要になります。

システムキッチンの交換

キッチンユニットの入替えだけであれば、3~4日で完了します。

既存のキッチンを解体し、搬出するのに1日、その後、新たなキッチンを設置できるよう整え、新品のキッチンユニットを取り付けるのに1~2日、最後にキッチンユニットに給水配管、排水配管、電気線を繋ぎ込み、扉等を調整して使えるようにするのに1日です。

この間は、キッチンは使えなくなりますが、トイレ、洗面所、浴室といったほかの水廻りは問題なく使えます

キッチン全体のリフォーム

キッチンユニット(システムキッチン)を交換するのであれば、壁紙等も張り替えて空間をリフレッシュしたいですよね。

キッチン空間全体のリフレッシュについて、キッチンユニットを動かさない場合と、キッチンユニットの設置位置も変えてしまう場合に分けて説明します。

キッチンユニットを動かさない場合・・工事期間1週間前後

いまお使いのキッチンユニットと同じ位置に同じサイズの新しいキッチンユニットを設置する場合です。

大規模な大工仕事が入らない場合です。旧キッチンの撤去が1日で、その後、新規キッチンの設置場所を整え、壁紙と床を張り替えます。この工事で3日程度要し、その後キッチンを搬入、設置で1日、給排水配管、電気線の繋ぎ込みと調整で1日です。

職人さんがご自宅に入る日数は6日前後ですが、職人さんの土日休みが間に入り、トータルで1週間が目安になります。

キッチンユニットを動かす場合・・工事期間2週間前後

キッチンでは、壁に向かって付いているI型キッチンを対面型やアイランド型にするといったレイアウト変更リフォームもよく行われます。

レイアウト変更では、それまでお使いのキッチンユニットの撤去後に、レイアウトを変更するための大工工事、給排水配管、電気線の移設工事が必要となります。

そのため工事期間は、レイアウト変更がない場合より3~4日程度多くかかります。

さらに、キッチンが面しているリビングまで併せてリフォームするとなると、工事期間はさらに伸びます。

リフォームに当たっては、リフォームによる空間デザイン一新だけでなく、工事期間も意識してリフォーム工事会社と相談してください。

キッチンリフォームの期間が決まるポイント!

キッチンリフォームは、工事内容によっては長い間キッチン作業ができなくなることは、ご理解いただけましたでしょうか。

次は、このリフォーム期間を少しでも短くするリフォームプランを紹介します。

壁や床の改修をするか?しないか?

キッチンユニットのレイアウトを変更すると、ユニットで隠れる壁や床の場所が変わってくるので、壁と床の改修が必須となりますが、コンロやビルトイン食洗機の交換といったプチリフォームや同一場所でのキッチンユニットの交換では、壁床の交換はお施主様のお好みでということになります。

キッチン空間のデザインだけでなく、工事期間への影響も考慮して壁床改修の要否をご判断ください。

レイアウトの変更があるか?ないか?

キッチンユニットのレイアウトには、その時々のライフスタイルやデザインのブームも大きく影響しています。

かつてキッチン室は、リビングやダイニングとは分離して独立空間とすることが多かったです。しかし今は、リビングやダイニングと一体化して調理中も家族との一体感を感じられるようにする空間設計が多くなっています。

対面式のキッチンやアイランド型のキッチンが増えているのはそのためです。

住宅のリフォーム頻度は10~20年に1回程度です。つまり、一度リフォームするとその後10~20年使い続けることになります。

したがってリフォームでは、今のライフスタイルとこれから10年~20年先のライフスタイルを想定してデザインすることが重要になります。

10年、20年先の家族構成等も考慮して、キッチンユニットのレイアウト変更をご検討ください。

キッチンリフォーム中のお天気

キッチンリフォームは屋内工事のため、天候に関係なく工事は出来ます。

しかしキッチンユニットは大きな設備であるため、天候が悪いとユニットの搬入や搬出等の作業に悪影響が生じ、工程が遅れる場合もあります。

またキッチンユニットは、各ご家庭に合わせて、その長さやシンク位置、コンロ位置を決めて造り込んだセミオーダー品です。

各ご家庭のキッチンに合わせて、キッチンメーカーの工場で生産され、リフォーム工事日に合わせて各リフォーム現場に送られます。

そのため、物流に影響するような悪天候では、キッチンユニットの輸送が遅れ、設置工事が予定通りできないといったことも生じます。

したがって、天候の安定した春と秋が計画通りにリフォームが進む時期といえます。

まとめ

キッチンリフォームを工期の面から見て行きました。もう一点、工期を圧縮して、リフォームによる生活への影響期間を短くするポイントを紹介します。

それが、工事着工の日にち設定です。

1日で作業が完了するプチリフォームはいつでもOKですが、1週間以上の作業期間を要する工事では、間に挟まる休日の日数をできるだけ少なくするため、週の初めに着工されるのがおすすめです。

リフォームのプランニングにおいては、デザインと使い勝手、工事費用は強く意識されるものの、工事期間に注意は向けられず、工事に入って初めて不便を感じることになります。

これからは、工事期間も意識したリフォームプランニングを行い、すべてにおいて大満足のリフォームを実現してください。

 

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