ビルトイン食洗器を後付けしたい!費用や工事の流れをまとめました

家事の中で、毎日発生するのが食事の準備と片づけです。その中でも時間を要するのが、使い終わった食器や調理器具を洗って乾燥・片づける手間です。

その作業を肩代わりしてくれる便利家電が食器洗浄機です。

なかでもビルトインタイプは、キッチンのトッププレート(天板)に場所を占める卓上型と違い、じゃまにならずキッチンユニットにすっきりと美しく収まります。

ビルトイン食洗機を後付けする時のチェックポイントなどを解説します。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ビルトイン食洗機は後付けできる!その条件とは?

キッチンユニット内への食洗機の後付けは、設置に必要なスペースさえあれば取り付け可能です。

後付けするために必要なスペース条件を整理してお示しします。

ビルトイン食洗機が後付けできる条件!

PanasonicやTOTO、LIXIL、タカラスタンダードなどといった住宅設備機器メーカーのシステムキッチンは、45センチ幅、60センチ幅を基準に設計・製造されています。

そのため、後付けのビルトイン食洗機もこの幅を基準に製造されており、キッチンユニットに45センチ扉1枚分、あるいは60センチ扉1枚分の空間が確保できれば設置が可能となります。

幅45センチあるいは60センチの空間は、キッチンのシンクであっても、トッププレート(天板)の下が全面開放でも、どちらでも取り付けられる機種がメーカーで品揃えされています。代表メーカーは、パナソニック、リンナイ、三菱電機などです。

今は、幅45センチ食洗機が主流となっていますので、幅45センチ扉でシンク下に設置する場合の必要寸法を以下に示します。

<ビルトイン食洗機の後付けに必要なキッチンユニット寸法>
・キッチンユニット扉1枚の幅:45センチ
・キッチンユニットトッププレート(天板)の奥行:65センチ以上
・扉内ユニットの幅:41.5センチ以上の空間が空いていること(引出し等がないこと)
・扉内ユニットの高さ:47センチ以上の空間が空いていること(引出し等がないこと)
・扉内ユニットの奥行:60センチ以上の空間が空いていること(引出し等がないこと)

大手メーカーのシステムキッチン(キッチンユニット)で、引出し以外の部分で45センチ扉1枚分の空間を確保できれば設置は可能です。DIYのキッチンユニットでも、必要寸法が確保されていれば設置はできます。

食洗機の購入・設置に当たっては、ほとんどの販売店が無償で設置可能か下見してくれますので、購入して付けられないとういことはなく安心です。

ビルトイン食洗機の後付けにかかる費用を紹介

プチリフォームで食洗機を後付けする場合に、どのくらいの費用がかかるか心配ですよね。

食洗機も、エアコンなどと同じく設置工事が必要です。

家電量販店やリフォーム店などの機器販売店では、機器本体と取り付け工事をセットとして販売しており、安心して設置まで任せられます。

費用の基本は本体価格+工事費

ビルトイン食洗機は
食器を洗うための水を供給する水道配管
使い終わった排水を排出する排水配管
機械を動かす電気
をそれぞれキッチンユニット下で繋ぎ込む必要があります。

これらの給排水工事や電気工事は、専門の資格をもった業者しか工事が出来ません

食洗機への給排水配管と電線は、普段目に付かない場所で繋ぎ込まれます。そのため素人工事で接続ミスがあっても気づきにくく、後々水漏れ等の被害が発生する可能性があるため、専門の知識をもった工事業者が作業することになっています。

ビルトイン食洗機はどこで購入できるのか?

プチリフォーム商材であるビルトイン食洗機は、リフォーム工事店や家電量販店だけでなく、ネットのリフォーム店やメーカーのショールームなどで買えます。

それぞれの販売店の特徴を紹介します。

家電量販店でなくショールームがおすすめ!

後付けのビルトイン食洗機は、家電量販店やホームセンターといった量販店でも商品と設置工事を一括販売していますし、リフォームの店舗やネット通販でも商品と設置工事をセットで購入することが出来ます。

それ以外にも、自宅でお使いのシステムキッチンのメーカーショールームや、ご自宅を建設されたハウスメーカーのショールーム(住宅展示場)でも購入相談が出来ます。

これらの販売店の中で、食洗機を安く購入・設置できるのは、ネット通販・家電量販店・ホームセンター・リフォーム店、高いのはショールーム・住宅展示場の順です。

しかし、キッチンリフォームへの細かい相談に対応してくれるのは、逆にショールーム、住宅展示場が最高のコンサルティングサービスを提供しており、量販店などでは相談サービスは期待でません。

ネット上のリフォーム店では、自己責任で機器を選ぶ必要があります。この相談(コンサルティング)サービスの差が費用に反映しています。

キッチンのデザイン性を配慮されるお客様はショールーム、住宅展示場でのコンサルティングサービスをお勧めします。

ショールーム

ビルトイン食洗機の設置検討でおすすめなのが、お使いのシステムキッチンのメーカーショールームです。

食洗機をビルトインすると、一番目に付くのが食洗機の扉部分です。食洗機の扉がシステムキッチンのカウンター下の扉と並んで取り付けられるため、きれいな収まりを考えると、食洗機の扉部分もキッチン扉と同じ面材にするとすっきり収まります。

あえて差し色として食洗機扉材をデザインすることも可能です。キッチンメーカーでは、食洗機の扉に取付けできる各種面材を準備しており、お客様のご希望に合わせて種々の相談が可能です。

また、キッチンのリフォーム用に各社の食洗機が品揃えされており、プロのキッチンアドバイザーに相談しながら、かつ現物の説明を受けながら機種を選ぶこともできて安心です。

量販店では、食洗機の取り扱い機種も少なく、扉の色は標準色のシルバーが数種のメーカーオプションから選択することになります。

ショールームでの購入の唯一のデメリットは、量販店やネットのリフォーム店ほど値引きが期待できない点です。

住宅展示場

ご自宅を建設されたハウスメーカーのショールームである住宅展示場でもキッチンメーカーのショールームと同様のコンサルティングサービスが受けられます。

各社の食洗機の機種や現物を確認しながら使い勝手の説明を受け、キッチンに取り付ける時の面材などのデザインまで一式相談に乗ってもらえるのが、ショールームや住宅展示場のメリットです。

このコンサルティングサービスがある分、大きな値引きが期待できないのがデメリットです。

スポンサーリンク

ビルトイン食洗機を選ぶポイント!

次に、食洗機の機種別の特徴を紹介します。ご自宅のライフスタイルに合わせて、最適の機種を選んでください。

食洗機の大きさ:幅45センチと幅60センチ

現在は幅45センチ食洗機が主流で、幅60センチ食洗機は、旧型品からの交換需要対応が主な用途です。

そのため、メーカーも幅60センチ品の開発には力を入れていません。

新たに設置される場合は、省エネ性能が進化して使い勝手のよい幅45センチ品をおすすめします。

扉のタイプ:スライドオープンタイプとフロントオープンタイプ

ビルトイン食洗機の開け方には、食洗機本体を手前に引き出して、上から食器を入れるスライドオープンタイプと、扉を手前に開けて食器を入れる籠を扉の上に引き出すフロントオープンタイプがあります。

スライドオープンタイプは、食器を入れる時に上から入れる構造のため、かがむ必要がなく作業が楽です。

下洗いした食器を入れる場合も、しずくが床に垂れる心配もありません。しかし上から出し入れするので、慣れるのに時間がかかるといった特徴があります。

フロントオープンタイプは、食器の出し入れがしやすく、大きな鍋なども入ります。しかし出し入れがかがみ作業となるといった欠点があります。また、食器を軽く下洗いして入れる場合に床を汚すこともあります。

スライドオープンタイプの深型と浅型

スライドオープンする食洗機には、収納する食器量に合わせて収納部の深さが違う深型(ディープタイプ)浅型(ミドルタイプ)があります。ディープタイプは6人家庭(食器44点)が目安量で、浅型は5人家庭(食器40点)が目安量です。

浅型では食洗機下を引出しにすることもでき便利です。

それぞれの選択肢を、お使いになるお宅のライフスタイルに合わせてお選びください。

おすすめビルトイン食洗機3選

後付けできるおすすめのビルトイン食洗機の特徴を価格とともに紹介します。

評判が高いパナソニックM8シリーズ、ディープタイプ/ミドルタイプ

 

この投稿をInstagramで見る

 

Akiko Sekiguchiさん(@akosuke_nomaki)がシェアした投稿

スライドオープンタイプの食洗機で、ディープタイプは食器44点、ミドルタイプは食器40点収納が目安です。

ともに洗浄水量は標準で9L、エコナビ運転すると7.5Lの超節水運転が特徴です。

エコナビ運転は、汚れセンサーや食器量センサー等を駆使して、節水・省エネ運転を実現しています。

扉の色は標準がシルバーですが、オプションでホワイト・ベージュ・ミドルグレー・ディープグレーが準備されています。

メーカー希望小売価格は、ディープタイプで258,120円(税込み)、ミドルタイプで230,040円(税込み)です。

エコ洗浄が特徴のリンナイスライドオープンディープタイプ

 

この投稿をInstagramで見る

 

LIXILリフォームショップ LTS烏山店さん(@lixil_reform_karasuyama.tokyo)がシェアした投稿

食器47点を収納できるスライドオープンディープタイプでエコな洗浄ができる「重曹洗浄モード」庫内をプラズマクラスターイオンで殺菌する最先端の機能が盛り込まれています。

節水性能も高く、食器47点を9Lで洗浄します。

各種センサーを使ってエコ運転する機能も搭載されています。メーカー希望小売価格は220,320円(税込み)です。

大容量収納が魅力のリンナイフロントオープンタイプ

 

この投稿をInstagramで見る

 

たにやんさん(@tataya_home)がシェアした投稿

食器8人分、56点を収納できる大容量食洗機です。大容量でありながら12Lの水で食器洗浄が出来ます。

収納かごは上下2段にわかれ、抜群の作業しやすさです。

残り時間表示・ソフト排気など便利機能も充実のモデルです。メーカー希望小売価格は213,840円(税込み)です。

ビルトイン食洗機の後付けの工事費とは?

ビルトイン食器洗浄機の取り付けには
給排水配管の接続工事
キッチンキャビネットそばの電気コンセントから食洗機用電線を分岐設置する電気配線工事
が必要となります。

これらの工事は、漏水や漏電による家の損傷を防ぐため、専門の知識や技能を身に着けた有資格者による工事が義務付けられています。

取り付け工事の概要を解説します。

工事費に含まれるもの

キッチンメーカーショールーム経由であっても家電量販店経由でも、機器本体代金と標準工事費をセットとして金額提示されます。

その工事の内訳を見ていきます。

かならず必要な工事費

基本工事は給排水配管工事と電気工事です。

給水
キッチンシンクの水栓金具(蛇口)に繋がっている給水管から食洗機での給水を分岐して取ります。

排水
シンク排水の排水管に食洗機排水を分岐設置します。

ともにキッチンユニットの奥の隠ぺい部で接続処理します。

電気工事
キッチンユニットのそばに100Vコンセントがあれば、そこから食洗機への分岐配線を取ります。コンセントがなければコンセントの設置が必要となります。

基本工事費用は4~5万円ほどです。

場合によっては必要となる工事費

キッチンユニットのそばにコンセントがない場合
コンセントの設置工事が必要となります。その費用は8千円ほどです。

水道や排水配管に分岐口がない場合
ともに分岐配管工事が別途必要となります。給水の分岐は分岐金具の取り付け費用で8千円ほど、排水は4千円前後です。

オプション追加で増える工事費

ビルトイン食洗機のオプションには、扉の面材と収納があります。

食洗機扉面材、パネル材

ビルトイン食洗機の扉は、あらかじめホワイトやシルバーなどのパネル(扉材)があらかじめ付いたタイプと、システムキッチンの扉材に合わせた食洗機用面材を表面に取る付ける面材タイプがあります。

面材タイプ
キッチンメーカーやハウスメーカーのショールームでコンサル相談をして面材手配をする必要があります。

パネル材タイプ
食洗機メーカーがオプションで複数カラーを準備しており、そこからご自宅のキッチンユニットと扉の色に合わせて選ぶことになります。

標準はシルバーなどのパネル材が付いています。メーカーオプションのパネル材は、ディープタイプの扉で1万円ほどです。

食洗機下収納のオプション設置

スライドオープンタイプの食洗機では、オプションで食洗機下に引出し収納が取り付けられます。

ディープタイプ食洗機では、浅型の引出し収納か、一升瓶が入る深型収納を選択可能です。これらは基本工事にプラス4万円ほどで設置できます。

ビルトイン食洗機の後付け工事の流れ

食洗機を選んで設置してもらうまでの一連の作業を流れに沿って説明します。

ビルトイン食洗機を選ぶ

最初にご自宅のリフォームで設置したい食洗機のタイプを選びます。

キッチンユニットで食洗機を付けたい位置を決めたら、次にスライドオープンタイプとフロントオープンタイプかの食洗機扉の開け方を決め、家族人数から食洗機の大きさ(ディープタイプ/ミドルタイプ)を決めます。

これらの選択肢が決まったら、食洗機メーカーと価格をネットのリフォーム店、ご近所の家電量販店で調査して、本体価格や工事費の相場を掴みます。ここまでは下準備です。

下準備ができたら、本格的に購入先を選びます。ご自身で機種選定などができて、食洗機扉もシルバー等のメーカー標準色で大丈夫ということであれば、ネットのリフォーム店や家電量販店での購入・設置が経済的です。

ある程度相談しながら決めたいということであれば、リフォーム店などキッチンリフォームのプロがいるお店がおすすめです。

さらに、キッチンユニットの扉面材と合わせた収まりを希望されるお客様は、キッチンメーカーやハウスメーカーのショールームでコンサルティングを受けましょう。ご希望のキッチンリフォームが実現できます。

見積りを依頼する

取り付けたい食洗機の機種と設置希望場所が決まったら、複数の業者から見積りを取って比較検討してください。

どこの会社でも、無償で設置場所の確認と見積りを作成してくれます。

取り付け場所の確認

設置場所の確認は30分程度で完了します。しかし、見積りの度に業者さんが家の中に入るのは煩わしいということもありますよね。

その場合は、キッチンユニットの全体写真・食洗機を設置したい場所のユニット扉面と扉の中(ユニット内部)・ユニット内部に露出している水栓金具に繋がる給水配管・排水配管・キッチンそばのコンセントなどの写真を撮って工事業者に見せると下見なしで見積りしてくれます。

ネット上のリフォーム店にも写真を送って工事見積りをお願いすることになります。

ビルトイン食洗機の後付け工事の申し込み

相見積もりが出そろったら、金額と工事内容を比較検討しましょう。すでにビルトイン食洗機をお使いで交換設置であれば、旧型品の廃棄費用も発生します。

業者によっては、廃棄物処理費を別途費用として表の金額に加えておらず、工事段階で請求してくることもあるので、別途費用とされている項目がないかも確認しましょう。

また、業者によって保証期間も異なります。保証等のサービスも踏まえた価格検討が必要です。

ビルトイン食洗機の後付け工事

食洗機の取り付け工事は半日から1日で完了します。

作業開始前にお客様の方で、キッチンユニット内の水道配管・排水配管そば・食洗機を取り付ける場所をカラにしておいた方が作業がスムーズに進みます。引出し式のユニットの場合も、引出し内をカラにしておきましょう。

また、キッチンユニットのそばやトッププレート上も片づけておきましょう。業者が毛布等で養生して、各種工具や機材を置くスペースが必要となります。

設置工事の間は台所は使えなくなります。工事前に必要な台所仕事は完了させておくことも必要です。

まとめ

食洗機は、あるととても便利な家電製品です。

ビルトインにすると、卓上型のようにキッチンのトッププレート上で場所を取ることもなく美しく収まります。

一度設置を検討されてみてはいかがでしょうか。

 

タイトルとURLをコピーしました